2019年に『ユネスコ世界文化遺産』に登録をされた仁徳天皇陵は、大阪の観光スポットとして多くの方が興味を持ち、訪れている場所になります。
世界三大古墳と言われる全長486mの前方後円墳は、現地で全てを目にすることは難しいのですが、周辺には「陪塚」と呼ばれる小さな古墳群があり、歩いているだけで見ることができるのです。
大阪の文化と歴史が詰まった堺市は、地元の人と堺市が一丸となり観光業に力を入れており、これからもっと賑わう場所になるでしょう。
この記事では、そんな仁徳天皇陵へのアクセス方法を電車や車を利用して行く方法から知っておきたい駐車場情報まで徹底解説します。
アクセス方法を知る前に!そもそも【仁徳天皇陵】とは?
アクセス情報を知る前に改めて「仁徳天皇陵」について知っておきましょう。
仁徳天皇陵と聞くと、もしかするとピンとこない人もいるかもしれません。なぜなら仁徳天皇陵には別の呼び方があり「大山古墳」の名称で呼ばれることも多いです。
大山古墳と聞くと「歴史で聞いたことがある」と思い出した人もいるでしょう。
どうして違う呼び名があるのかというと、仁徳天皇陵の被葬者は未だ明確になっていないからです。
しかし、宮内庁が管理をしている以上「天皇の祖先の墓(陵墓)」であると考えられています。
ただ、世界遺産に登録された現在も被葬者は誰であるのかが分かっておらず、登録名は「仁徳天皇陵古墳」となっているのです。
仁徳天皇陵は謎が多いミステリアスな世界遺産として、世界中の人が注目をしています。
仁徳天皇陵へ電車で行くならどこが最寄り駅になる?
仁徳天皇陵へ観光に行くのであれば、電車の利用をすると良いでしょう。
ここからは仁徳天皇陵への最寄り駅と周辺情報も併せて紹介するのでぜひ参考にしてください。
徒歩で仁徳天皇陵までいける【百舌鳥駅(もず)】
仁徳天皇陵の最寄り駅と言われているのがJR阪和線の百舌鳥駅です。
駅から歩いて500mほどの場所に仁徳天皇陵があるため、すぐに到着をできるでしょう。
また、駅の歩道橋からは外堀を目視できます。
仁徳天皇陵は巨大な前方後円墳になっているため、その形を見たいと思う人が多いでしょう。
しかし、あまりにも大きいので高いところに登らない限り目視することが難しいのです。
だからこそ、まず歩道橋に乗るなどして外堀を高い位置から眺めてみてはいかがでしょうか?
JR阪和線の百舌鳥駅は「普通電車」が停まる駅です。
天王寺方面への電車は1時間に約4-6本(最大7本)
関西空港・和歌山方面への電車は1時間に約4-5本(最大6本)停まるので、約10分に1本ペースでやってきます。
時刻表の確認をすることで観光をスムーズに行うことができるでしょう。
快速が停車する【三国ヶ丘駅(みくにがおか)】
仁徳天皇陵の最寄り駅としてもう一つ挙げられているのがJR阪和線の三国ヶ丘駅です。
こちらは仁徳天皇陵までの徒歩距離が1.2kmほどあるため、23分ほどの時間を要するのですが、仁徳天皇陵までの道も散歩しながら楽しみたい人にはおすすめのルートといえるでしょう。
また、三国ヶ丘駅の屋上公園「みくにん広場」には、仁徳天皇陵の外堀を眺めることができる眺望デッキがあります。ビル3階の高さから眺めることができるようになっているので是非利用をしてください。
そして、三国ヶ丘駅は快速電車が停まる駅です。
大阪駅などを利用して観光に訪れる場合は、三国ヶ丘駅で乗り換えることになるため、乗り換え時間などを考えると、三国ヶ丘駅から歩いた方が早く着く可能性もあるでしょう。
最寄り駅から仁徳天皇陵まではどのぐらいの時間がかかる?
百舌鳥駅と三国ヶ丘駅が仁徳天皇陵の最寄り駅になると紹介をしました。
百舌鳥駅から仁徳天皇陵までは西へ500m程の距離なので、10分もあれば到着できるでしょう。
三国ヶ丘駅からは1.2km程の距離があるため、23分ほどの時間を要します。
仁徳天皇陵を一周グルッと巡ろうとすると、2815mの距離があるため、1時間ほどの時間をかけて歩くことになるのです。
そのため、三国ヶ丘駅から仁徳天皇陵に向かい、そのまま観光をすると約4km程の距離を歩くことになってしまうことを覚えておくようにしてください。
仁徳天皇陵の近くには前方後円墳の形をしたカレーが食べられるお店や、ハンバーガーのお店が軒を連ねており人気があります。
こういった場所で一休みしながら観光を楽しむこともおすすめです。
仁徳天皇陵へのアクセスは電車がおすすめ!近畿圏からのアクセス方法!
世界文化遺産に登録をされたことで、近畿圏内から仁徳天皇陵を訪れる人が増えています。
車で行くことを考える人もいるかもしれませんが、仁徳天皇陵へのアクセスは断然電車がおすすめです。
ここからは、近畿圏から仁徳天皇陵へ電車でアクセスする方法を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
京都から
①JR京都駅から向かう場合
JR京都駅→大阪駅→天王寺駅→堺市駅(普通電車に乗り換え)→百舌鳥駅
所要時間:1時間25分(乗り換え3回)
料金:大人1100円
②阪急烏丸駅から向かう場合
阪急烏丸駅→淡路駅→動物園前駅→天王寺駅(JRに乗り換え)→堺市駅(普通電車に乗り換え)→百舌鳥駅
所要時間:1時間22分(乗り換え4回)
料金:大人900円
和歌山から
①JR和歌山駅から向かう場合
JR和歌山駅→鳳駅(普通電車に乗り換え)→百舌鳥駅
所要時間:1時間18分(乗り換え1回)
料金:大人870円
※南海和歌山市駅から向かう場合は、JR和歌山市駅まで徒歩2分ほどの距離で行くことができるため、そちらをスタート地点にすることがおすすめです。
この場合は、JR和歌山市駅→和歌山駅の順にアクセスすると良いでしょう。
滋賀から
①米原駅から向かう場合
JR米原駅→大阪→堺市(普通電車に乗り換え)→百舌鳥
所要時間:2時間14分(乗り換え2階)
料金:大人2,310円
※米原から向かう場合は、新幹線で新大阪まで向かうパターンと、新大阪駅から特急くろしお号に乗り換えて、天王寺からJR阪和線で百舌鳥駅を目指すパターンもあります。
利用時間が2時間以内に短縮されるので、利用を考えるのもおすすめです。
新幹線で観光に来た場合のアクセス方法!
飛行機で観光に来た場合のアクセス方法!
飛行機で仁徳店陵へ向かう場合は、関西空港か大阪国際空港(伊丹空港)どちらから向かうかでアクセス方法は大きくことなります。
所要時間も併せてチェックしてください。
関西空港から仁徳天皇陵へ向かう場合
JR関西空港駅(快速)→鳳駅(普通電車に乗り換え)→百舌鳥駅
所要時間:1時間0分(乗り換え1回)
料金:大人810円
※南海関西空港駅から向かうことも可能ですが、途中の駅でJR乗り換えのために徒歩6分ほど歩く必要があるので、JRの利用がおすすめです。
大阪国際空港から仁徳天皇陵へ向か場合
①電車を利用する場合
大阪モノレール・大阪空港駅→蛍池→大阪梅田駅→徒歩→JR大阪駅→天王寺駅→堺駅(普通電車に乗り換え)→百舌鳥駅
所要時間:1時間12分(乗り換え4回)
料金:大人930円
※JR大阪駅から堺市駅までは関西空港線の快速急行が通っているので、天王寺駅で降りなくて良いケースもあります。
②バスと電車を利用する場合
大阪空港→徒歩6分→大阪空港交通あべの橋行のバス乗車→あべの橋下車
あべの橋→徒歩8分→JR天王寺駅→堺市駅(普通電車に乗り換え)→百舌鳥駅
所要時間:徒歩込みで1時間5分
料金:バス650円/電車220円
仁徳天皇陵へ車で向かう方法
仁徳天皇陵へ車でアクセスすることも可能です。
その場合は高速出口が二つあるので覚えておくようにしましょう。
- 阪神高速15号堺線「堺出口」
- 阪神高速4号湾岸線「大浜出口」
仁徳天皇陵に車で来たなら!知っておきたい【駐車場情報】
仁徳天皇陵へ車で来ることを考えている人もいるでしょう。
公式サイトなどには公共交通機関を利用することがおすすめと書かれてはいますが、来るまで訪れることも可能です。
ただし、駐車場の関係から休日は早い段階で埋まってしまう可能性もあるでしょう。
仁徳天皇陵に車で来た場合、近くに停めることができる駐車場は4つあります。
ここからは駐車場情報を紹介していくので、利用を考えている人は参考にしてください。
仁徳天皇陵へのアクセス抜群!【第3駐車場】
仁徳天皇陵へ車で訪れた場合、一番アクセスが良い駐車場が第3駐車場です。
大型車やバスが15台、普通車は98台停めることができます。
利用時間は午前8時~午後20時までです。
住所:堺区百舌鳥夕雲町2-151
第1・第2駐車場
こちらの駐車場は普通車専用の駐車場になっています。
どちらも100台以上の普通車が停められるため、第3駐車場が満車状態になっているのであれば、利用をしてください。
ちなみに、第一駐車場は普通車127台、第二駐車場は普通車149台停めることが可能です。
また世界遺産に登録されることを機に、駐車場名が変更されています。
第一駐車場は以前は「緑の駐車場」第2駐車場は「上野芝地区駐車場」となっていました。
利用経験がある人で「あれ?」と思っていた人は、名前が変更をされていることを覚えておくようにしてください。
住所
第1駐車場 | 堺区旭ヶ丘北町5-256 |
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第2駐車場 | 西区上野芝町1丁地内 |
休日のみ空いている【西駐車場】
世界遺産に登録をされたことで、仁徳天皇陵への訪問者は増えています。
その点も考慮され、休日のみ空いている駐車場ができました。
こちらは普通車61台停めることができる駐車場で、第三駐車場の反対側に位置しています。
住所:堺区大仙中町132-1