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【難波八坂神社】巨大な獅子が話題

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難波八坂神社ってどこにあるの?

まずは、難波八坂神社の場所について紹介します。交通手段別のアクセスについても紹介しているので、参考にしてみてください。

大阪の難波にある神社

難波八坂神社は、大阪の難波にある神社です。大阪の中心部にあることから、アクセスも抜群。電車でのアクセス方法を中心に紹介します。

複数路線・駅からのアクセスもよく行きやすい

電車では、南海電鉄または大阪メトロでのアクセスが便利です。

南海電鉄の場合には、難波駅から徒歩6分。駅を出て、国道を目指して西に進んでいきます。その後、裏通りに入ると神社があります。距離は近いものの、神社が目立たないところにあるため地図を使っていくのが無難です。

大阪メトロの場合には、御堂筋線・四つ橋線の駅が2つ利用できます。1つはナンバ駅です。こちらの場合には、
国道を南下していき、裏通りに入ることで到着できます。所要時間は、徒歩6分ほどです。もう一つの行き方として、大国町駅から行く方法があります。こちらは、国道を北上して裏通りに入る方法になります。徒歩7分ほどで到着することが可能です。

大阪メトロを利用する場合には、ナンバ駅が大きくわかりにくいことがあるため、慣れていない方は大国町駅を使うとよいでしょう。

そのほか、時間はかかりますがJRの難波駅や今宮駅からもアクセスが可能です。

車の場合には「元町3丁目北」交差点が目印

車の場合には、阪神高速の難波からアクセスするのがわかりやすいでしょう。国道26号線を目指して進み、「元町3丁目北」を目指します。元町3丁目北を西に向かうとすぐつきます。

住所を紹介

〒556-0016 大阪市浪速区元町2-9-19

古くからある神社なので、ナビに住所を入れれば道案内をしてくれるでしょう。もしもナビに出てこない場合には、「元町3丁目北」を目印にするとわかりやすいです。

難波八坂神社の歴史は?


ここまでで、難波八坂神社は非常にアクセスのよい神社ということが、おわかりいただけたでしょう。ここからは、難波八坂神社の歴史について紹介していきます。時系列に紹介していくので、これを読めば歴史をざっとつかむことができますよ。

古くから「難波下の宮」として存在

難波八坂神社は、いつ建立されたのかという情報は残っていないそうです。元号が延久の頃には、祇園牛頭天王をまつる神社として知られていたようです。延久といえば、今からおよそ900年前。かなり古くから由緒のある神社だといえます。「難波下の宮」として難波一帯を守っていたそうですよ。

明治維新後に神社になった

難波一帯を守ってきた難波八坂神社に天気が訪れたのは明治維新のころ。このころには、神仏分離が進んでいきました。神仏分離とは、名前の通り神道と仏教をわけるというもの。明治政府は1868年の3月から少しずつ神道を推進していきました。それまで神仏混淆であった難波八坂神社も、仏教が廃止されて神道一本となったのです。

空襲の後再建され現在の形に

明治維新以降、神社として難波の地を守ってきましたが、空襲により本殿は破壊されてしまいました。それが再建されたのが1974年のことです。このときに、現在の難波八坂神社のシンボルともいえる、獅子の舞台も誕生しました。

2001年には大阪市の無形民俗文化財となった

再建されてからおよそ30年。2001年には、大阪市ではじめての無形民俗文化財として八坂神社が選ばれました。そして現在でも、多くの参拝者が訪れる神社となっています。

御祭神や御利益は?

ここでは、難波八坂神社の御祭神とその御利益について紹介していきます。全部で11の御祭神が奉られていますよ。どの神様も、素戔嗚尊(すさのをのみこと)と奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)にに関連のある方々です。

まずは御利益を紹介

難波八坂神社は、

 縁結び
 夫婦円満
 安産

が御利益として知られています。また、神社の舞台にある獅子にあやかって「勝利」の御利益があるともされています。

素戔嗚尊(すさのをのみこと)

素戔嗚尊は聞いたことのある方が多いのではないでしょうか。天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟として知られています。乱暴者で天照大神から追い出されてしまったエピソードや、八岐大蛇(やまたのおろち)を撃退したエピソードが有名です。各地の八坂神社にまつられている神様です。

御利益は、縁結びや夫婦円満、安産です。

奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)

奇稲田姫命は、素戔嗚尊の妻にあたる方です。出雲で八岐大蛇(やまたのおろち)に襲われそうになっていたところを、素戔嗚尊に助けられました。

御利益は、素戔嗚尊と同じく、縁結びと夫婦円満、そして安産です。

八柱御子命(やはしらみこのみこと)

八柱御子命は、素戔嗚尊と奇稲田姫命の間に生まれた8人の子どものことです。具体的には、須勢理毘売命、八島篠見神、大屋比売神、五十猛神、大年神、大屋毘古神、抓津比売神、宇迦之御魂神のことを指しているようです。

天忍穗耳尊(あめのほしほみみのみこと)

天忍穗耳尊は、天照大神(あまてらすおおみかみ)の勾玉から生まれたとされている神様。息子にあたるとされています。別名として、正勝吾勝々速日(まさかつあかつかちはやひ)とも呼ばれているようです。

天穂日命(あめのほひのみこと)

天穂日命も、天照大神(あまてらすおおみかみ)の勾玉から生まれたとされている神様です。出雲に派遣され、そのまま出雲に3年間とどまったとされています。ただし、諸説あるようで詳細は謎に包まれているようです。

天津日子根命(あまつひこねのみこと)

天津日子根命も、天照大神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚尊(すさのをのみこと)の誓約の際に勾玉から生まれた神様。近畿を中心に関東地方でも氏神として祭られています。

活津日子根命(いくつひこねのみこと)

活津日子根命も、天照大神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚尊(すさのをのみこと)の誓約から生まれた神様。近畿を中心に氏神として祭られています。一部群馬県や長野県でも祭られているそうです。

熊野久須毘命(くまぬくすびのみこと)

熊野久須毘命も、天照大神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚尊(すさのをのみこと)の誓約により生まれた神様です。東北地方や近畿地方で多く祭られているそうです。

多紀理毘売命(たぎりびめのみこと)

多紀理毘売命は、天照大神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚尊(すさのをのみこと)の誓約によって、素戔嗚尊(すさのをのみこと)の剣から生まれた三女神の一人です。奥津島比売命(おきつしまひめ)や田心姫(たごりひめ)といった名前でも呼ばれています。

多岐都比売命(たぎつひめのみこと)

多岐都比売命も素戔嗚尊(すさのをのみこと)の剣から生まれた三女神の一人。他の二人の神様と異なり、異名はないようです。

狭依毘売命(さよりびめのみこと)

狭依毘売命も素戔嗚尊(すさのをのみこと)の剣から生まれた三女神の一人。別名として、市寸嶋比売命(イチキシマヒメノミコト)があります。こちらで呼ばれていることの方が多いようです。

摂社や末社は5つ!

また、難波八坂神社には、付属する神社である摂社や末社が5つあります。ここではそれぞれを簡単に紹介します。御利益も合わせて紹介しているので、難波八坂神社とともにお参りしてみてはいかがでしょうか。

篠山神社

篠山神社には、篠山十兵衛景義公が祭られています。篠山十兵衛景義公は、大阪代官として難波の市場の公認に尽力した人物として知られているそうです。難波駅の近くにある大阪木津市場は、難波市場の延長でつくられたものとされています。

稲荷神社

稲荷神社は、五穀豊穣や商売繁盛の御利益がある神社です。宇賀御魂神(うかのみたまのかみ)や豊国稲荷大神が祭られています。

三宝荒神社

三宝荒神社は、火と台所の守り神である奥津日子神(おきつひこのかみ)や奥津比賣神(おきつひめのかみ)・火産霊神(ほむすびのかみ)が祭られています。

市杵島姫神社

市杵島姫神社は、産業開発や交通・海上運輸安全の御利益がある神社とされています。市杵島姫(いちきしまひめ)や大物主神(おおものぬしのかみ)が祭られているそうです。

皇大神社

皇大神社は、家内安全や家業発展に御利益があるとされています。天照皇大神(あまてらすすめおおかみ
)や猿田彦神(さるたひこのかみ)が祭られているそうです。

シンボルでもある巨大な獅子はどこにあるの?

ここまで、神社の神様や御利益等について紹介してきました。それらと同じくらい気になるのが、難波八坂神社にある獅子ではないでしょうか。「こんな神社は見たことがない」と行ってみたくなったきっかけになった方も多いはず。

そんな獅子はどこにあるのでしょうか。神社の鳥居をくぐる前から、その姿を見ることができます。鳥居をくぐって左手前方に、獅子殿があるのです。高さは12メートルで、ビルの4階ほどの高さとされています。具体的な大きさを知ると、かなり迫力のある建物だとわかるでしょう。写真で見るだけでは大きさが伝わらないので、ぜひ実際の大きさを確かめてみて下さい。牙も細やかに作られていて、建築物としてもとても立派ですよ。

おみくじや御朱印は?

難波八坂神社には、おみくじや御朱印もあります。ここでは、それぞれについて紹介していきます。

おみくじは鯉の形のものが人気

難波八坂神社は、商売繁盛の「おまねきさんのおみくじ」をはじめ、たくさんの種類があります。その中でも人気を集めるのが、「恋鯉みくじ」。名前の通り、鯉のかたちをしたおみくじになっているのです。縁結びに効果があるとされており、ピンク色のかわいい鯉もついてきます。ピンク色の鯉をモチーフにしたおみくじはとても珍しいので、人気があるようです。値段は300円となっています。

御朱印は社務所にて受付

御朱印は社務所で受け付けているそうです。値段は300円となっています。受付時間等の詳細については、電話(06-6641-1149)で問い合わせておくと安心でしょう。

どんな祭事があるのか紹介

最後に、難波八坂神社の祭事について紹介します。有名なものが2つあるので、今回はそちらを取りあげていきます。このほかにも祭事はたくさんあるので、気になる方は神社のサイトをチェックするのがおすすめです。

一番有名なのは「難波祇園祭」

難波八坂神社で一番有名なお祭りは、難波祇園祭です。毎年7月13日と14日に開催されます。難波八坂神社のある難波地区だけでなく、道頓堀や戎橋筋も巡る大きなお祭りとなっているため、知名度も非常に高いです。2001年からは船渡御が復活しました。江戸時代に行われていたもので、実に230年ぶりの復活です。道頓堀川で行われる船渡御も、風物詩のひとつです。また、餅まきや獅子舞の伝統芸能も見ることができます。

無形民俗文化財となっている「綱引神事」も人気

難波祇園祭に加えて人気なのが、網引神事です。こちらは、大阪市指定の無形民俗文化財としても指定されている非常に歴史の深いもの。生業安定や家内安全、商売繁盛を願い、八岐大蛇の形をした網を恵方の方向に引き合います。1700年代から人々の間で行われていたとされており、今でもその歴史を受け継いでいます。

難波八坂神社と一緒に訪ねたい観光スポットは?

おまけとして、難波八坂神社の近くにある観光スポットを紹介します。難波八坂神社は、大阪の中心地にも近いため、さまざまな観光スポットがあります。大阪中心地をめぐりながら、難波八坂神社に寄るのも楽しいでしょう。

それ以上におすすめしたいのが、「日本工芸館」です。難波八坂神社からも近い距離のあるため、ちょっとした寄り道に最適。伝統工芸品が多数展示されており、日本の歴史を感じることができます。神社とともに、日本の歴史を感じてみてはいかがでしょうか。ただし、現在建て替え工事中のため一時的に場所を移転しているようです。2020年には建てかえが完了する予定なので、詳細情報は日本工芸館のサイトを確認してみるのがおすすめです。

おわりに

今回は、大阪市の浪速区にある難波八坂神社について紹介しました。獅子とともにさまざまな歴史がある神社であることがおわかりいただけたでしょう。大阪中心地からのアクセスもよいので、全国各地から訪れやすくなっています。難波祇園祭などの時期に合わせていくと、お祭りとともに楽しむことができるのでおすすめです。

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