FocusMarketsは、2019年にオーストラリアで設立された海外FX業者です。
デモ口座に対応しており、取引プラットフォーム「MT4」も利用できます。
今回は、デモ口座の開設手順、取引プラットフォームのインストール方法、そしてデモ口座と取引プラットフォームの連携方法を詳しく解説します。
FocusMarketsのデモ口座開設手順
FocusMarketsのデモ口座を開設する方法は、以下の3つのステップに分かれています。
口座情報の入力
最初に、デモ口座を作成するために必要な情報を入力します。
入力項目は、【国籍】、【名前】、【苗字】、【メールアドレス】、【パスワード】、【携帯番号】の6つです。
【取引プラットフォーム】と【通貨】は選択式になっています。
【取引プラットフォーム】は「MT4」または「MT5」から選べます。
【通貨】は「JPY(日本円)」または「USD(米ドル)」から選択可能です。
すべての項目を入力・選択したら、【デモ口座を開く】ボタンをクリックしてください。
登録したメールアドレスにFocusMarketsからメールが届きます。
メールアドレスの認証
登録後、FocusMarketsから届く認証メールを確認し、【メールアドレスの認証】をクリックしてください。
これで、メールアドレスの認証が完了します。
その後、ダッシュボードに移動し、希望する取引プラットフォームをインストールしてください。
FocusMarkets・MT4のダウンロード方法
ダッシュボードからMT4の詳細を選択
取引プラットフォーム「MT4」のインストールは、マイページのダッシュボードから行います。
まず、【+追加の口座をリクエストする】をクリックしてください。
【ライブ/デモ】の項目で「デモ」を選び、次に【通貨】と【口座タイプ】を選択します。
【レバレッジ】を変更する場合は、希望の内容を記載し、「承認する」を選択してください。
MT4のダウンロードとインストール
MT4をダウンロードするには、「Mac」、「iOS」、「Android」のいずれかのデバイスを選択してください。
デバイスを選んだら、ライセンス同意書を確認し、問題なければ「次へ」をクリックします。
これでMT4のインストールが開始され、数分以内に完了します。
MT4を起動しデモ口座に接続
インストールが完了すると、デスクトップに「FocusMarkets Metatrader4」のアイコンが表示されますので、それをクリックして起動します。
次に、MTを起動したら「ファイル」メニューから「取引口座にログイン」を選択します。
その後、【ログインID】と【パスワード】を入力します。
これで、デモ口座とMT4のリンクが完了し、すぐにデモ取引を始めることができます。
デモ口座とは
デモ口座は、仮想資金を用いてリアルタイムの市場環境で取引を体験できるトレーディングアカウントです。
初心者や経験が浅いトレーダーにとって、リスクを負わずにFX取引の練習や新しいトレード戦略のテストができるため、非常に便利なツールとなります。
デモ口座を利用することで、実際の市場と同様の価格変動や注文執行の体験が可能です。
また、トレードプラットフォームの操作方法や取引に必要なスキルの向上にも役立ちます。
リスク管理のスキルを習得するためにも、まずはデモ口座での練習をおすすめします。
FocusMarketsのデモ口座の特徴
FocusMarketsのデモ口座には、以下の特徴があります。
幅広い銘柄の取り扱い
FocusMarketsでは、FXの通貨ペアをはじめ、指数、コモディティ、仮想通貨など、800種類以上の商品を提供しています。
FX通貨ペアは40種類、仮想通貨ペアは350種類、株式は608種類を扱い、他社では少ない「仮想通貨指数」の取引も可能です。
他の海外FX業者で取り扱いの少ない商品も揃っており、投資の選択肢が広がります。
取り扱い銘柄が豊富なサイトでは、取引の時間帯、スプレッド、手数料などの選択肢も多く、よりニーズに合わせた取引が可能です。
最大1,000倍の高レバレッジ
FocusMarketsでは、スタンダード口座およびRaw口座のどちらでも、最大1,000倍の高レバレッジで取引が可能です。
証拠金が100万円未満の場合は1,000倍、100万円以上の場合は500倍に制限されますが、それでも非常に高いレバレッジで取引できます。
資金が少ないトレーダーでも、レバレッジを活用することで取引額を増やし、効率的に資金を増やすことが可能です。
ゼロカットシステム対応
FocusMarketsのデモ口座は、スタンダード口座とRaw口座の両方でゼロカットシステムに対応しています。
ゼロカットシステムとは、ロスカットで発生した損失を相殺して、口座残高を0に戻す仕組みです。
損切りが間に合わなくても借金を負うことがないため、安心して取引が可能です。
ハイレバレッジで大きなリターンを目指せるFocusMarketsのような海外FXサイトでも、リスクを抑えて取引できます。
FocusMarketsのデモ口座のメリット
FocusMarketsのデモ口座を利用するメリットは、以下の3点です。
MT4/MT5が利用可能
FocusMarketsのプラットフォームでは、MT4およびMT5の両方が利用可能です。
MT4の多彩なインジケーターやEA、そしてMT5の優れた操作性、動作速度、豊富な時間足の選択肢を活用して、快適な取引ができます。
また、モバイル版のMT4やMT5にも対応しているため、パソコンだけでなくスマホやタブレットからも取引可能です。
EAやスキャルピング・指標トレードが制限なし
FocusMarketsは、EAを使用した自動売買、スキャルピング、および経済指標前後のトレードに制限がありません。
特にスキャルピングは、数秒から数分の短い時間で売買を繰り返す手法で、サーバーに大きな負荷がかかるため、多くのFX業者が時間制限を設けています。しかし、FocusMarketsではどのようなトレードスタイルでも規制なく取引が可能です。
ただし、ボーナスやゼロカットを悪用したアービトラージ行為は禁止されているため、注意が必要です。
ストップレベルが0に設定されている
FocusMarketsでは、ストップレベルが0に設定されています。
ストップレベルとは、指値および逆指値注文の際に必要な最低限の価格差を指します。
この設定により、スキャルピングやEAによる自動売買が制限なく行えるため、利益を狙いやすくなります。
FocusMarketsのデモ口座のデメリット
FocusMarketsのデモ口座を利用するデメリットは、以下の2点です。
公式サイトの情報が少ない
FocusMarketsは2022年4月に日本市場に参入した新興の海外FX業者です。
そのため、利用者がまだ少なく、情報も限られています。
公式サイトもシンプルなデザインで、「よくある質問」のセクションもありません。情報を得るにはメールで問い合わせる必要があります。
運営歴が短いため、安全性に関しては注意が必要です。
日本語サポートが不十分
FocusMarketsのサポートには、メール、電話、ライブチャットの3つがあります。
しかし、すべてのサポートが日本語に対応しているかどうかは不明です。
以前は日本語サポートがあったようですが、2023年4月現在、公式サイトの「多言語サポート一覧」には日本語が記載されていません。
ただし、メールで問い合わせをした際には、しっかりとした日本語で約3分以内に返信が来ました。
サポートの日本語はGoogle翻訳を使用しているため、細かい部分が伝わりにくく、疑問が残る可能性があります。
サポート対応時間は月曜日から金曜日の9:00~18:00です。
24時間対応の海外FX業者もあるため、FocusMarketsのサポートはそれほど充実していないと言えます。
また、ライブチャットで問い合わせをする場合、「口座開設ページ」からしかアクセスできません。
名前とメールアドレスを入力して問い合わせを行いましょう。
FocusMarketsのデモ口座残高リセット(追加入金)方法
FocusMarketsでは、ユーザー自身で口座残高を変更・リセットすることはできません。
資金の追加やリセットを希望する場合は、FocusMarketsのサポートに連絡する必要があります。
問い合わせには、メールまたはライブチャットを利用し、名前・メールアドレス・対象のデモ口座番号を記入して送信しましょう。
FocusMarketsのデモ口座利用時の注意点
FocusMarketsのデモ口座利用時の注意点は、以下の2点です。
同一口座以外での両建ては禁止
FocusMarketsのデモ口座では、同一口座内での両建てが可能です。
しかし、他の口座や他の業者を利用したり、複数の口座や名義を使っての両建ては禁止されています。
デモ口座ではペナルティはありませんが、リアル口座で行うと、口座の凍結や出金が拒否される可能性があります。
デモトレードであっても、禁止されている取引は避けるように注意しましょう。
メンタルの鍛錬にはならない
デモ口座は、MT4/MT5の操作に慣れたり、取引の練習をするためのツールです。
しかし、デモ口座での取引だけでは、必要なメンタルを鍛えることは難しいです。
「プロスペクト理論」という「損を避けたい」という人間の心理があるため、デモ口座と同じ方法で取引を行うのは困難です。
取引で利益を上げたい場合、少額でもリアル口座で取引を始めることで、上達が早くなります。
FocusMarketsのデモ口座とリアル口座の違い
リアル口座とデモ口座には、以下のような相違点があります。
資金の違い
リアル口座とデモ口座は使用する通貨が異なります。
リアル口座では実際の資金(リアルマネー)を使って取引を行い、デモ口座では仮想資金(バーチャルマネー)を用います。
リアル口座では自己資金を使用するため、取引の結果で資金が増減しますが、デモ口座は仮想資金を用いるので、取引の勝敗が自分の財布に影響を及ぼすことはありません。
取引サーバーと約定力の違い
FocusMarketsのリアル口座とデモ口座は、使用するサーバーが異なります。
リアル口座では、実際の為替市場に注文が送られるため、市場や他のトレーダーの影響を受け、配信レートやスプレッド、約定力にわずかな違いが出る可能性があります。
一方、デモ口座は取引市場をシミュレートしたバーチャル取引で、市場に影響を与えたり、受けたりすることなく必ず約定します。
為替市場に影響を与えるのはリアル口座のみです。
メンタル面の違い
リアル口座とデモ口座では、トレードに伴う心理的なプレッシャーが大きく異なります。
リアル口座では、自分の資金を使うため、エントリー時の緊張感や損切りの恐怖、損失時の痛み、トレード終了後の反省や落ち込みが伴います。
一方、デモトレードでは負けてもバーチャルマネーが減るだけなので、資金を増やすだけのゲーム感覚になりがちで、実際の資金では絶対に行わない根拠のない取引を繰り返す恐れがあります。
ある程度の経験を積んだら、少額でもよいのでリアル口座で実際のトレードを体験することを推奨します。
FocusMarketsのデモ口座にログインできない時の対処法
デモ口座にログインできない際の対応方法をまとめました。
ログインIDやパスワードの間違い
デモ口座にログインできない場合は、ログインIDやパスワード、サーバー選択を再確認してください。
似ている文字や数字の入力ミス、異なるサイトのデモ口座情報を使っていないか確認が必要です。
また、MT4とMT5ではログイン方法が若干異なりますので注意が必要です。
MT4のログイン方法については、このサイトの上部に記載されていますので、そちらもご覧ください。
口座の有効期限切れ
FocusMarketsのデモ口座は、MT4で30日間、MT5で90日間有効です。
有効期限が過ぎると、「無効な口座」や「回線不通!」と表示され、プラットフォームにログインできなくなります。
期限切れのデモ口座は復活できないため、新しいデモ口座を再度申請してください。
市場の休場期間
為替市場が閉鎖される土日や祝日には、MT4/MT5も停止します。
通常、米国の休日に合わせて休場となるため、市場参加者が少ない日はFocusMarketsも休業することがあります。
クリスマスや年末年始の他、4月7日の「グッドフライデー」など、日本では馴染みのない祝日も休場日となることがあります。
詳細はX(旧Twitter)で案内されているので、そちらを確認してみてください。
FocusMarketsのデモ口座がダウンロード・開設できない時の対策
FocusMarketsのデモ口座のダウンロードや開設がうまくいかない場合、考えられる原因と対処法は以下の3点です。
MT4/MT5の選択ミス
デモ口座開設時にMT4を選んだのに、MT5をダウンロードしてしまうと口座の開設はできません。
登録したプラットフォームは、デモ口座開設時に受け取ったメールに記載されていますので確認してください。
また、一度選択したプラットフォームは後から変更することができません。
変更が必要な場合は、新たにデモ口座を開設してください。
メンテナンス中
FocusMarketsは頻繁にサーバーメンテナンスを行っており、その間は口座へのログインが不可能なため、開設することができません。
メンテナンスは短いときは5分ほどですが、長いときは8時間に及ぶこともあります。
メンテナンス情報は公式Twitter「Focus Markets JP」で確認できます。
もしアクセスが不安定になったり、ログインできなくなった場合は、Twitterで確認するか、サポートに問い合わせてみてください。
対応OSの違い
FocusMarketsのデモ口座は、Windows版、Mac版、モバイル版などが提供されています。
デモ口座を作成する際には、使用する取引プラットフォームを選択します。
このとき、異なるOS用のプラットフォームを選んでしまうと、ダウンロードができません。
Windowsユーザーは、必ずWindows版のプラットフォームを選択するようにしましょう。
FocusMarketsのデモ口座の有効期限について
FocusMarketsのデモ口座の有効期限はプラットフォームによって異なります。
MT4のデモ口座は30日間、MT5のデモ口座は90日間利用可能です。
有効期限が過ぎると、口座は自動的に削除されログインができなくなりますのでご注意下さい。
削除された口座は復元できないため、継続して利用したい場合は新しいデモ口座を作成する必要があります。
FocusMarketsデモ口座に関するよくある質問
FocusMarketsのデモ口座に関する質問を集めました。
FocusMarketsのデモ口座は最大何個まで開設できますか?
FocusMarketsでは、一つのアカウントで最大5つまでのデモ口座を開設することが可能です。
FocusMarketsのデモ口座はスマホやタブレットでも取引することが可能ですか?
はい、スマホやタブレットからもデモ口座で取引可能です。
FocusMarketsのデモ口座に資金追加や入金はできますか?
デモ口座への資金追加は、サポートにメールやライブチャットで問い合わせることで対応してもらえます。
FocusMarketsのデモ口座を解約することはできますか?
デモ口座は開設後、MT4では30日間、MT5では90日間の経過後に自動解約されます。
また、サポートに連絡すれば手動での解約もできます。
FocusMarketsのRaw口座でもデモ口座を開設してトレードすることができますか?
FocusMarketsでは、「スタンダード口座(STP方式)」と「Raw口座(ECN方式)」の2種類のデモ口座を開設してトレードすることができます。
FocusMarketsのデモ口座での投資額はいくらを選ぶのがよいですか?
デモ口座の投資額は、実際の資産に合わせた金額が最適です。デモ口座は練習用なので、リアル口座での取引を想定した額を選ぶと良いでしょう。
FocusMarketsのデモ口座のパスワードを忘れてしまった場合はどうしたらよいですか?
パスワードを忘れた場合、アカウント登録後のダッシュボード画面「マイアカウント」から変更できます。取引プラットフォームのパスワードを忘れた場合は、サポートセンターに連絡するか新しいデモ口座を作成しましょう。
FocusMarketsのデモ口座でどれくらい練習すればリアル口座で稼げるようになるでしょうか?
練習期間は個人差があります。デモ口座での利益がリアル取引に直結するわけではないので、デモ口座はあくまでトレーニング用と考えてください。
FocusMarketsのデモ口座画面でサーバー名を確認するにはどうしたらいいですか?
サーバー名はデモ口座画面では確認できませんが、取引プラットフォーム内で確認できます。MT4では「ファイル」から「取引口座にログイン」することで確認できます。
FocusMarketsのデモ口座では、土日祝日でもトレードできますか?
為替FX市場は土日祝日に閉場しますが、FocusMarketsの仮想通貨取引は土日祝日も24時間365日取引可能です。
FocusMarketsのデモ口座を作成後に、削除することはできますか?
デモ口座はMT4で30日間、MT5で90日間経てば自動削除されますが、サポートに連絡すれば手動で削除することも可能です。
FocusMarketsのデモ口座では、ビットコインなどの仮想通貨の取引にも対応していますか?
はい、FocusMarketsでは350以上の仮想通貨ペアをデモ口座で取引できます。また、仮想通貨指数も取引可能です。
FocusMarketsのデモ口座でEA(Expert Adviser)を利用できますか?
高頻度のEAトレードを利用することができます。公式サイトのメタトレーダーガイドで、EAの設定方法が公開されていますので確認してください。
FocusMarketsのデモ口座開設・ログイン・リセット方法まとめ
FocusMarketsのデモ口座は、リアル口座と同様に豊富な銘柄を取り扱っています。
MT4およびMT5の取引プラットフォームに対応しており、EAやスキャルピングも可能です。
ただし、デモ口座には有効期限があり、MT4は30日間、MT5は90日間です。
さらに、日本語サポートが不十分な点もあります。
デモ口座を作成する前に、メリットとデメリットをよく確認してから申し込みを行いましょう。